大人の発達障害ロードマップについて
私は社会人になってしばらくして、自分が発達障害かもしれないと思い始めました。
そう思ったきっかけは、周囲の人にそう言われたことです。
ただ、自分自身も社会生活の送りにくさにずっと違和感を感じていました。
そのころ、ネット上に発達障害に関する情報はあまりなく、どのように行動するのが良いかわかりませんでした。
病院に行けば良いじゃないか?と思われるかもしれませんが、ネット上には「精神科に行くとローンが組めなくなる」とか、「薬漬けにされる」とか恐ろしい事が書かれていました。
どうするべきかわからないまま、数年が経ちました。
その間、社会生活の送りにくさを感じながらも特に手を打てないまま過ごしました。
今回は、「自分も大人の発達障害かも?」と思われた後の対応を「ロードマップ」と題してまとめました。
参考になれば幸いです。
発達障害かもしれないと気付く
大人の発達障害の場合、これまで問題なく過ごしてきて、社会に出てから違和感を感じ気付くことが多いです。
自分の場合ですと、まず、知り合いからADHDじゃないかと言われました。
その上で、自分の行動を振り返り、そうかもしれないと気付きました。
これまで発達障害かもと思ったことはなかったので、とても動揺しました。
発達障害の人は国内に800万人いるのではないか?と言われています。
当時、私はかなり心細い気持ちになりましたが、800万人もいるのであれば少し安心できるかと思います。
セルフチェックを行ってみる
グーグルで「発達障害 セルフチェック」などと検索するといくつか出てくると思います。
簡単にできるチェックなので、自分が発達障害の特徴に当てはまるか試してみると良いと思います。
ただし、このチェックは診断の代わりになるものではありませんので、診断を受けたい場合には病院での検査と診断が必要です。
参考に武田薬品のウェブサイトに載っているセルフチェックを載せます。
https://www.otona-hattatsu-navi.jp/self-check/
病院に行くか検討する
病院に行くべきかは検討が必要です。
現状として、発達障害の診断を受けることにはメリットとデメリットがあります。
以下にメリットとデメリットを上げます。
[病院に行くデメリット]
- 発達障害の診断を受けると保険に加入しにくくなる※1
- 住宅ローンの団体信用に加入しにくくなる※1
- 団体信用の必要なローンに入りにくくなる※1
※1 知り合いのFPさんに聞くと、「発達障害だと住宅ローンの団信に入りにくくなったり、定型の人が入る保険に入りにくくなったりすることがある」とのことでした。不安に思う場合はFPさんなどに相談してみると良いと思います。
[病院に行くメリット]
- ADHDでは投薬治療を受けられる。
- 障害者認定を受けられる※2
※2 特別支援学校や就職時に障害者枠での応募ができる、医療費の助成や税金の減免を受けられる、公共施設や乗り物などで割引を受けられる。
病院に行く場合は専門病院を探す。
発達障害は似た症状の疾患が多く、診断は専門性が高いため、専門でない病院に行くと適切な診断や治療を受けられない可能性があります。
専門病院を探すには以下の発達障害支援センター一覧のページからお近くの発達障害支援センターに電話すると専門病院を教えてくれます。
病院に行かない場合は自分で対処していく
①認知行動療法
②カウンセラーによるカウンセリングサービス
③暮らしやすくなるよう、ライフハックをやってみる。
ライフハックをまとめた本はかなり出ているので、参考にされると良いと思います。
参考に以下に一冊載せておきます。
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最後に
以上になります。お読みいただきありがとうございました。
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