おとなの発達障害とは?発達障害の種類と特徴を解説!

目次

1.おとなの発達障害とは?発達障害は精神疾患?

発達障害は大人の場合も子供の場合も脳の機能障害であり、精神疾患ではありません。

ただ、発達障害専門外来は少なく、精神科で診察を行っている病院が多いため、精神疾患と間違われやすいのです。

また、発達障害は生まれつきのもので、生後に何らかの影響で発症するものではありません。

子供の発達障害は2000年ごろから学校教育の中で注目され始めました。

2022年度の公立小中学校を対象に行われた調査では発達障害の傾向が疑われる子供の割合は全体の8.8%です。

大人の発達障害は少し遅れて2012年ごろに社会的関心が集まりました。

大人の発達障害は社会人になり、社会への適応しにくさに違和感を感じて気付くケース、周囲からの指摘により気付くケースが多いようです。

発達障害というとネガティブな言葉のイメージがあります。

しかし、最近では、障害ではなく個性という捉え方をされることが多く、当サイトでも個性として捉えています。

短所が強い代わりに、長所も強いと捉えています。

発達障害があっても社会の中で活躍される偉人や有名人は次のようにたくさんいます。

  • 坂本龍馬:ADHD、LD
  • 織田信長:ADHD
  • レオナルドダヴィンチ:LD
  • オーランドブルーム:LD
  • トム・クルーズ:LD

2.発達障害の特徴

発達障害とは、認知や行動に偏りがあり、通常できることが出来ない状態です。

発達障害の症状を以下に列記します。

ADHD(注意欠如多動症)

ADHDの特徴

  • 時間を守るのが苦手
  • 注意力が散漫になりやすい
  • カッとなってしまう
  • 金銭の管理が苦手
  • 衝動的に動いたり、発言してしまいやすい

ADHDの特徴

  • 行動力がある
  • 好きなことには高い集中力を発揮できる

ASD(自閉スペクトラム症)

ASDの短所

  • こだわりが強い
  • 一方的に自分の話をしてしまう 
  • 一つのことに集中し、他のことがおろそかになる
  • 空気を読むのが苦手
  • 環境の変化が苦手

ASDの長所

  • 集中力が高い
  • やり抜く力がある

LD(学習障害)

LDの短所

  • 聞く、話す、読む、書く、計算するのうちどれか一つ以上が苦手

LDの長所

  • 視覚的(芸術的)感覚が優れている

発達障害ではこれら一つの症状だけでなく、複合的に症状を有することもあります。

また、苦手なことや苦手の強さも人によって違います。

発達障害では総じて、普通にできるはずのことが出来にくくなります。

ですが、これも絶対にできないという訳ではなく、やり方を工夫することでできるようになります。

お読みいただきありがとうございました。

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