全国のNHK放送局で無料でBS8K放送が観られるということを知ったので奈良のNHKに行ってきました。前々から8Kどんなもんか気になってたんだよね。
NHK奈良放送局 スーパーハイビジョンシアター
観覧は自由。午前10時から午後6時まで視聴可能。
奈良放送局では入り口にのぼりが。入り口に入ってすぐ左にシアタールームがありました。
放送局に入ったのが平日昼の12時すぎ。人はまったくいなかった。2時間ほどいたけどシアタールームに人が入ってきたのは1人だけ。すぐ出ていったけど。まあわざわざ8K観にくる人なんてそんなにいないよね。
シアタールーム内の撮影・飲食は禁止。当たり前。なので写真はありません。
設備は結構しっかりしていて85インチのシャープ製のモニターが設置していて、スピーカーもマルチチャンネル用に前横後ろに設置してた。
どのモニター使ってるのか気になってネットで調べてみたら、85インチのシャープ製のモニターって1つしかないっぽい。

当時の販売価格が約1,600万円。ほげー。NHKを中心に、8K放送に向けた準備関連設備として納入されたやつっぽい。パネルはIGZO液晶。
ちなみに、現在市販されている8K対応テレビは全5種類(2019年9月現在)。全部シャープ製で価格は大体30万~140万くらい。来年のオリンピックまでにどこまで価格が下がるのかな。手が出んわ。
BS8K視聴感想
視聴したのは3番組。
”きゃりーぱみゅぱみゅ スーパーハイビジョン・ライブ”
”アジア巨大遺跡「祈りが生ん奇跡の光景~ミャンマー ハガン遺跡」”
”コブクロ オーケストラナイト”
まあ、ここらへんのラインアップが丁度良いと思って時間合わせて来たんだけど。番組表はNHKのサイトで確認できます。

で、実際に8K映像を観た感想は、”おー、綺麗やな”ぐらいの感じでした。自分が想像していたレベルを超えなかった。綺麗だけど、立体感を感じるほどではないです。よくYou Tubeとかで8Kのねぶた祭り映像なんかがありますけど、あんな立体感は普段の映像では味わえないです。ものによるんじゃないかな。
昨今、高精細な有機ELのスマホとか出てるじゃないですか。それらと比べるとやっぱりね。8Kの映像が大したことないじゃなくて、モニターの問題かも。IGZO液晶ですから。この視聴したモニターが有機ELとか別のパネルになれば印象はガラッと変わると思う。実際に観たことないから分からんけど。
でも放送は綺麗でしたよ。きゃりーぱみゅぱみゅのライブでは衣装の細かいふりふり部分も崩れずに描写してたし、沢山の観客が手を上げたりするシーンや、キラキラの紙吹雪が落ちてきたシーンでもブロックノイズ的なものはなかったのはすごいなと思った。地デジだったらノイズだらけよ。
コブクロのオーケストラは基本動きがなかったから評価しずらいな。うん、良いコンサートだった(笑)
遺跡番組ではきめ細かい模様などが綺麗に映し出されていてすごかった。番組は関係ないけど、空のシーンでモニター上の方にちょっと暗い縦筋の影みたいなのが何本か入ってるのが気になった。画面を横から見ると結構分かるレベルだった。画面焼けなのか、バックライトの問題なのか分からないけど、長時間画面付けっぱならしょうがないのかな。
8Kテレビは買いか
今回視聴して感じたのは、放送は綺麗だけど、それを表示するテレビはまだまだだなと。
現在発売されている8Kテレビも全部液晶で、数十万払って得られる感動度はそれほどではないと思います。まあこれは人それぞれだと思いますが、自分は買わないかな。
ネットの記事とか読んでると”1度8Kを体験したら地デジに戻れない”みたいな記事見るけど、普通に戻れます。
いつか8Kのテレビが色々出揃って価格が下がってそれから検討です。
今は来年発売するであろうプレイステーション5に合わせて4Kモニターを買うことかな。それが一番現実的。
BS8K放送は全国のNHK放送局で視聴できます。

リンク先で視聴できる場所を確認できます。人の意見とかは割と当てにならなかったりするので、気になる人は自分の目で確認してみると良いと思います。
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